今日は、カテドラル教会にて行われたコンサートを聴いてきました。

ソプラノ、バリトンの声楽とオルガニストによるパイプオルガン、そしてピアノの編成で繰り広げられるクリスマスソングを楽しむひととき。

その凄さは伝え聞くことが多かったカテドラル教会。
でもキリスト教の信者でもないので、そうそう訪れる機会もあるはずもなかったところに、お客様の縁でこのコンサートに行くこととなりました。

内側から見ても一点に向かって四方から上に伸びる十字の構造。
コンクリートの打ちっぱなしの壁面。

それだけに声楽の方の声が実に響き豊かで、まさに荘厳の響き。
音が天から降ってくる感覚は目を閉じていると天啓のごとく身を包みました。

「寒いかも」の情報を頂いていたので防寒の備えをしていて正解でした。

どのような宗派でも、きっと根源は同じ「他人を思いやる(=愛を与え合う)心」を神と呼ぶんだろうなぁ~、などと神父さんのお話を拝聴しながら思いました。
その素晴らしい意志を擬似的に体感する方法として、音楽が果たす役割も大きいのでしょう。パイプオルガンの残響も含めた響きは、どことなく雅楽器の広がりに似た感じを感じたのは私だけでしょうか?

ただひとつの大事なことに気付くきっかけとして、クリスマスが果たす役割は大切かもしれません。

いろんな意味で実り多い時間でした。

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