「経営者でしたら、こういった本も読んで勉強せんとなりませんよ。」
とおっしゃりながら、この本を頂きました。

金融界の方が書いた本は、普段であれば絶対に自ら買おうと思わない分野です。

別に政界に打って出ようなんて気もありませんし・・・という感じですが、読んでみてなかなかに興味深い本でした。
金融テクニックの詳細論はなく、大雑把に藤巻さんが現在の累積財政赤字が引き金となる「日本」株の下落止めとして、「先ずは実態経済にあった円の価格に下げなさい」という主張を、それをすることによって達成できるであろう事例をあげながら説明しています。

なるほど。
昨日の9党首討論でも出てきていました、「所得格差是正」といった‘平等主義’のために、国債という将来のお金の前借がどんどんつぎ込まれていくことになるという事実を知っておくには役立つ本でした。

これからの参院選で支持政党を選ぶに、ひとつのいいヒントをもらえた本でした。

自分の枠を超えるハナシは本当にありがたいものです。