1月5日(木)~1月19日(水)の期間で四谷 ポートレートギャラリーで開催中の写真展「熊切 圭介写真展 - 運河 -」を観てきました。

東京は江戸時代に埋め立てによって広がった街で、その埋め立て時の物資を運ぶところから運河が作られ、その運河の拠点に河岸ができ、河岸を中心に街が発展してきたそうです。

その運河も物流が陸上に変化するに伴い、昭和30年代、特に東京オリンピックの頃に埋め立てられ、急激に街の様子は変化していったとのこと。

それでも今でもなお40以上の運河が残っているそうです。
そこでは物流が行われたり、かつての機能は果たさなくなったとしても別の機能として近隣に住む方の生活の中に溶け込んでいます。

その運河や運河のある日常をモノクロのスクエア写真で拝見できる写真展です。
桜の頃、雪景色、夏の暑い日の頃などなど。
四季折々、様々な表情の東京運河。
普段は意識せずに見ている水の流れも、改めて見るとなかなかに風情、趣が感じられます。

ヴェネチアやアムステルダムとはまた違った、いつでも行けるすぐ近くの水路の街‘東京’を見直すのもまた一興、ですね。

110112001