僧侶であり、芥川賞作家でもある玄侑宗久さん。
その玄侑宗久さんの半生を振り返りながら、玄侑宗久さんの人生哲学が紹介されたドキュメント番組、「「なりゆき」を生きる」。

放映自体は前だったんですが、録画しておいたものを9日の水曜日に観ていました。奇しくもその後地震の余波を受けているのですが、観ておいて良かったと今にして思います。

玄侑宗久さんがおっしゃるのは「なりゆき」生きる。
「なりゆき」生きる のでもなく、「なりゆき」のままに生きる のでもなく、「なりゆき」生きる。

意味するところは、「人生、先が読めないことが多い中、「なりゆき」を見据え、状況に応じて決然と意志をつらぬく」。
例えておっしゃっていたのが、川の流れのような制御できない流れが人生にはあり、人は底に棹さして舟を漕いでいるようなものとすれば、流れに逆らわず、しっかりと舟を漕いでいれば、その波さえも変わることもあるのではないか?ということでした。

強烈に自分の意思を貫き通して生きるのは、「思わぬ幸せ」に出会うことができないのではなかろうか?
人生とは「どうなるやもわからない」ところに向かって進んでいくようなものなのだから、身を委ねつつしっかりと意識的に生きれば良いのではないだろうか?

なかなかそう思えない状況に見舞われることもあるかと思いますが、福島県のお寺にお務めの玄侑宗久さんの教えが心の救いになりますように。