現在、汐留ミュージアムで開催中の「建築家 白井 晟一 精神と空間」展を観てきました。

白井さんが建てられた建築物の写真や製図、模型の他に、直筆の書や装丁された本など、白井さんをいろんな側面から観ることができる展示でした。

学問として哲学を好まれた白井さん。
いろんな素材が自由に形作られるようになった頃から見受けられるようになった「デザイン重視」の建築に、「人の用たるもの」として真っ向から対立された白井さんは、恐らくは、デザインの前に‘心’。
心を表現するための手段としてのデザイン、という考えではなかったかと感じ入りました。

技術の鍛錬に比べ、精神の鍛錬が軽んじられがちな昨今の風潮。
‘心’の鍛錬度が低いものは、やはり、観る者の心を打つ力が弱いように思います。

それにしても、建築を初め、デザインとはすごい才能の領域なのですね。
観るのは楽しいですが、なかなか真似したいとまでは思わないほど、圧倒される世界です。
ただただ、尊敬するばかりです。

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